開設日 2005年 1月 2日
最終更新日 2019年 8月24日

   

港のまち、炭鉱のまちとして栄え、湿原を間近にのぞむ 道東の拠点・釧路。
ここは、1982年よりこの地に店をかまえる 豊文堂書店のウェブサイトです (店舗案内は、こちら を どうぞ)。
すぐ下の小窓で サイト内の在庫の検索 ができます (本店と北大通店の在庫が混ざって表示されます)。
お知らせ
8/25 (日) 北大通店 は 正午からの営業を予定 しています。

8/24 (土)  豊文堂書店の新規入荷欄
郷土誌、自然、湿原、民族、文庫の分野  計13点を 登録しました。


2月より休業していた 白金町の本店が 営業を再開しました
毎週日曜日 10:30〜18:00 のあいだ 店を開きます。

<8月、9月の営業日>
8/25 (日)、9/1 (日)、9/8 (日)、9/15 (日)、9/22 (日)、9/29 (日)

(8/25、9/8 は 北大通店2階の喫茶ラルゴのライブ準備のため 15時までの営業です)


関東在住のアランジさん撮影。シマエナガちゃん。(クリックすると 拡大します)
北大通店 2階 喫茶 ラルゴ Largo の 部屋夜は口笛を吹くな
北大通店の玄関を入って
すぐ右手の階段をお上がりください。
美味しいもの、あれこれご用意しています。
散歩の途中の骨休め、1階で古書をご覧になった後など、お気軽にどうぞ。


日替ランチメニュー、展覧会やライブ告知の情報は こちら から
喫茶 ラルゴ の 新着情報 入口

 平位公三郎さんの自伝的音楽コラム 「レコードの溝」 を更新しました。

 今回は、冒頭で本コーナーのこれまでの道のりを振り返っていただきました。 また本編も、吉田拓郎ばかりではなく、 平井一彦、友部正人、こまどり姉妹、友川かずき、樹木希林、小津安二郎といった諸氏の名前が行き交う いつも以上に多彩な内容。
 彼らをつなげるキーワードはズバリ 「狂気」 です。

  平井一彦 『密漁』 (You Tube より)

  友川かずき 『生きてるって言ってみろ』 (You Tube より)

  ニーノ・ロータ 『道』 (You Tube より)


                (2018年11月21日更新)

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 豊文堂書店の常連さんが書き手にまわる連載コラム 「本を繋げて」 の収蔵庫は こちら です。

                (2018年11月28日新設)

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 連載コラム 「本を繋げて」 の特別編として、 根室市在住の福田光夫さんによる 「泉川駅史考」 (先行公開版) を掲載しています (こちら からお読みください)。

 北海道東部のとある駅と町のかかわりを見つめた貴重な論考であるのは勿論のこと、 福田さんの少年期の幸福な思い出と結びついた、これだけは書き残しておきたいという使命のようなものがお分かりいただけるかと思います。

 また、本編がこの時期に発表される背景には、 JR北海道が北海道新幹線開通の裏で進める赤字路線の廃止検討策への懸念も見てとれるでしょう (福田さんは3月下旬に廃止される花咲駅の駅史を現在編纂中とのこと。 追記: 『花咲駅史 1921.8.5-2016.3.25』 は2016年10月初旬に刊行されました)。

                (2016年2月1日更新)

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  2019年7月31日 (水)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第207試合

  1. ゴルフを題材にしたマンガ
  2. 子どものころに読んだ 『ジャングル・ブック』
  3. 英語の本
  4. 日本の小学生や中学生が読むような本
  5. 釧路の本
  6. 山田太一
  7. 70年代の 「スクリーン」
  8. 金澤伊代 『詩集 海のかたち』

 札幌の岩村誠二さんがご来釧になる。

 常連の書道の先生に、見逃していた 「ブラタモリ」 の録画ディスクを貸してもらう。 釧路湿原の回阿寒・摩周の回

 外国の方にルビ付の講談社青い鳥文庫が売れる。 日本の方に山田太一エッセイ集 『路上のボールペン』 が売れる。
 8打数2安打。打率 2割5分2厘9毛。


  2019年7月30日 (火)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第206試合

  1. アイヌのシャーマンの本
  2. 陰陽道の本
  3. 三浦綾子
  4. アイヌ語辞典
  5. 「あれからプロレスの本入りましたか」
  6. 中国からの古い本
  7. 太宰 治

 休業中の本店の掃除に勤しむ喫茶部長が、36年前、 釧路新聞に掲載された父親の文章 を発掘した。

 全文は、次のリンク先でお読みいただけます。 豊川俊英 「古本屋雑感」 (「釧路新聞」 昭和58年5月28日掲載)

 関東から避暑に来ている4歳の姪っ子と店内で追いかけっことかくれんぼに興じる。 タッチされないように莫迦みたいにおどけて体をひねって逃げていたら、てき面に背中を痛める。 一部始終を居合わせたお客さんに目撃される。

 先週の井上章一を探していたお客さんが再訪、本店から持ってきた 『美人コンテスト百年史』 が売れる。
 7打数1安打 (内1安打 7/26分)。打率 2割5分3厘0毛。


  2019年7月29日 (月)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第205試合

  1. 星野仙一
  2. 道新記者が書いた?釧路の生活保護の本
  3. 浮き球
  4. 『かもめのジョナサン』
  5. English-Japanese dictionary
  6. Car Number?

 2は 『自治総研ブックレット 釧路市の生活保護行政と福祉職・櫛部武俊 自治に人あり 5』 のことだった。 在庫はない。

 浮き球が売れる。
 6打数1安打。打率 2割5分3厘9毛。


  2019年7月28日 (日)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第204試合

 当店のがらくたコーナーにある石を集めた一角に反応したお客さんがいた。 もちろん石好きである。 そればかりか 『不思議で美しい石の図鑑』 の著者と懇意の方だった。 あの本、素晴しかったなァ。

 今年から 8月9日がはっくんの日 に決まったそうな。 関係者の方に教えてもらう。
 あ、はっくんというのは 釧路市立博物館 のかわゆいマスコットキャラクターのことでっす。

 「芸術新潮」 最新号 のゆるかわアート万博特集にも、われらがはっくんが取り上げられているそうな。
 あと、今年も 「ミュージアムキャラクターアワード 2019」 にエントリーされている。 周知徹底をはかりたい。

 PCの投票ページ

 スマホの投票ページ

 夕方5時になっても蒸し暑い。 もわっとくる。 30度までいったかな。 釧路市民の多くは溶けているにちがいない。 それはいいとして店内で腕を2ヶ所も蚊にさされた。
 0打数0安打。打率 2割5分4厘5毛。

 近所の栄町公園に京都の劇団 ベビー・ピー の特設テント劇場がたち、夜その公演 「ラプラタ川」 を見に行く。

 ブラジル移民の歴史。 戦前から現代まで重層化する時間と場所。 歌と演奏。 映画や芝居の素材にされて1回きりの生が何度でも生き直されるということ。 たった6人の出演者が衣装を変え、被り物をし、人形を用い、そうやって多くの人物を早変わりで次々と演じていく。 公演地・釧路の川をめぐる土地性に目くばせし、アンゲロプロス映画の時間の流れすら取り込んでみせる。

 こうしたいくつもの流れが息せき切って注ぎ込み氾濫する南米のラプラタ川だった。 常に聞こえてくる栄町公園の噴水の水音まで川の物語に加勢するようだ。 1度の観劇では咀嚼しきれず戯曲を買って目を通す。

 終演後の打上げで 京大・吉田寮 の存続問題について劇団員の方にレクチャーを受ける。


  2019年7月27日 (土)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第203試合

  1. 囲碁
  2. 英英辞典

 暑くなる。 夏らしくなる。 Inter FM897の フジロック特集番組 をかけながら営業する。

 以下、気になったネットの記事を3本。

 「「韓国・フェミニズム・日本」 特集はなぜ大ヒットしたのか? 『文藝』 編集長に聞く、86年ぶり3刷の裏側」

 「感情を暴力ではなく、言葉と音楽で表現したかった kamui (TENG GANG STARR)」

 「吉本興業はいつから、どのようにして ”国策企業” にまでなったのか?」

 囲碁の本が売れる。
 2打数1安打。打率 2割5分4厘5毛。


  2019年7月26日 (金)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第202試合

  1. お布施にする便箋
  2. 国土地理院の地図帳
  3. レコード
  4. 厚岸の小島小中学校の閉校記念誌、70年史
  5. 花の図鑑
  6. Taiwan History
  7. 二宮尊徳
  8. 井上章一
  9. 中野信子
  10. ジョージ・エリオット 『ミドルマーチ』
  11. 小林芳文 『ムーブメント教育療法』
  12. レコード
  13. クラシック系のCD
  14. 栃折久美子 『森有正先生のこと 』
  15. 丘山 新 『菩薩の願い』
  16. 桜部 建 『存在の分析』
  17. 倉本 聰の道元
  18. CD

 今年の 釧路霧フェスティバル はちゃんと霧が出た。

 井上章一の 『愛の空間』、クラシックのCDが売れる。
 18打数2安打。打率 2割5分3厘9毛。


  2019年7月25日 (木)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第201試合

  1. 昭和20年代のカストリ雑誌
  2. 画集 (釧路の人の)

 大阪のガス人間さんからいただいたメールに、 昔の教え子が吉本興業に入ったけれど今ごろどうしているのかなと書いてある。
 2打数0安打。打率 2割5分7厘2毛。


  2019年7月24日 (水)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第200試合

  1. 講談社現代新書の河合さんの人口論
  2. 昭和40年くらいの地図、白糠とか
  3. 寺山修司
  4. 片岡義男

 寺山修司のお客さん、 2年前に当店で映画 『ブレードランナー』 の本を買っていかれた方だった。 ひとしきり同作の話に花を咲かせる。

 その翌日、ルトガー・ハウアーの死去をニュースで知る。 いうまでもなく 『ブレードランナー』 のレプリカント役で知られた男優だ。 作中と同じ2019年に亡くなったのだな。 合掌。

 角川文庫の片岡義男が売れる。
 4打数1安打。200試合を終えて、795打数205安打。打率 2割5分7厘8毛。


  2019年7月23日 (火)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第199試合

  1. 刺繍の本 (クロスステッチ)
  2. 音楽の本 (ジャズ)
  3. 日本の鉄道の本
  4. 会社の社員教育、トレーニングの本
  5. 語学教育の本

 山下洋輔のエッセイ集 『猫返し神社』 の登場人物だという方がお見えになる。 未読の本なのでそれ以上踏みこめず。 おもしろそうなのでもっとよく話を聞いておくべきだった。

 「語学教育の本」 を探している方に 『何でもわかる漢字の知識百科』 (三省堂) が売れた。 課題をクリアしたことにしたい。
 他に、福島泰樹 『無頼の墓』 が売れる。
 5打数2安打 (内1安打 7/19分)。打率 2割5分7厘9毛。


  2019年7月22日 (月)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第198試合

  1. 「小学館の図鑑 NEO」 の鉱物
  2. 石の図鑑
  3. 竹久夢二
  4. オースティン・フリーマン
  5. 『二輪馬車の秘密』

 京都からみえた釧路好きのお客さんとこの界隈の話をあれこれ。

 向かいの北海道銀行ビル跡で整地がはじまる。 何ができるかわからないが、喫茶部長の見立てでは駐車場である。
 5打数0安打。打率 2割5分6厘9毛。


  2019年7月21日 (日)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第197試合

  1. 道東のこの辺の地図
  2. 昭和30年くらいの住宅地図
  3. マーク・ローランズ

 エミリーさん親子と斜里町の 北のアルプ美術館 にまた行きたいですねと話し合う。
 3打数0安打。打率 2割5分8厘6毛。


  2019年7月20日 (土)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第196試合

  1. 岩波文庫 『論語』
  2. セネカ 『生の短さについて』 (岩波文庫)
  3. キェルケゴール 『不安の概念』 (岩波文庫)
  4. 深井克美

 劉 慈欣 『三体』 を粛々と読み進める。
 4打数0安打。打率 2割5分9厘6毛。


  2019年7月19日 (金)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第195試合

  1. 福島泰樹
  2. 松平盟子
  3. 英語の本
  4. 楠本憲吉
  5. 早坂 暁
  6. 夏葉社の庄野潤三さんの 『山の上の家』
  7. 新刊 (「フライデー」とか)

 雨かジリか曇りがつづく今週だ。
 ヤマハのスピーカー MS-1000もこのところ調子が悪くて、右側の音が聴こえなくなる。 湿気のせいだろうか。

 以前もこんなグズグズの天気のとき、片方のスピーカーの鳴りが悪くなったことがあった。 そのときは配線の不具合だとわかりすぐに直ったのだが、今回は一向に改善されない。

 うちのメカ担当であるところの2階の喫茶部長に助けを求める。
 しばらくいじってもらっているうちに、左右のスピーカーから均等にラジオのナイター中継が聴こえてきた。

 「やっぱり配線がおかしくなっていたのかい」
 「えーとね、それがスピーカーじゃなくて、アンプの方でさ。 大抵のアンプにはバランスの目盛りというのがあるんだけど、 今見たらそれがLEFTの方に振れていたんだ。 中央に戻したらこの通り音が出たよ」
 「……」
 「……」

 それにしても、うちのメカ担当は頼りになるなァ。 儂 (不可解担当) を哀れむような目で見ていたのは一寸気になるのだけれど。
 よし、次は2階で使わないでいるミラーボールとやらを1階の天井に取り付けてもらおうか。

 福島泰樹 『朔太郎、感傷』、楠本憲吉 『食べる楽しみ 旅する楽しみ』 が売れる。
 福島泰樹のお客さん、またいらっしゃるというので本店の在庫を持って来よう。
 7打数2安打。打率 2割6分0厘9毛。


  2019年7月18日 (木)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第194試合

  1. マンガ
  2. 写真集 (マイケル・ケンナ)
  3. 洋書
  4. 小型の英和辞典
  5. 英語の本

 「レコード棚がなくなって、入り口付近が広くなりましたね。 ここで古本市ができますね」 と猫田さん。 斬新な意見をありがとうございます。
 5打数0安打。打率 2割6分0厘7毛。


  2019年7月17日 (水)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第193試合

  1. 最近ホームページの新規入荷に載っていた函館の本
  2. 二見書房のあのへんのシリーズ、オカルト系の
  3. 『自民党戦国史』

 宗田 理が 清水一行 『動脈列島』 のゴーストライター だったことを知る。 昔読んで愉しかった作品だ。 代作で日本推理作家協会賞受賞とは、そんなのアリかよと驚く。

 夜、2階の喫茶ラルゴが貸し切りに。 「中国 「五・四運動」 100年を記念して 大川純彦氏 『暁鐘』 出版記念会」 が開かれる。

 記念会のあいだも階下は開けていたので、本の内容が伝わってくる。 ちょうど劉 慈欣の 『三体』 を読んでいるところだし、これもなにかの縁だ。 会の終わりに大川さんの 『暁鐘 「五・四運動」 の炎を点けし者 革命家李大サショウの物語』 を買い求めた。

 版元の藤田印刷エクセレントブックスは地元の会社。 他には このような本 を出している。
 3打数0安打。打率 2割6分2厘4毛。


  2019年7月16日 (火)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第192試合

  1. 砂古玉緒
  2. 今年の干支や運勢が書いてある本
  3. 碁の本 (棋譜の本)
  4. 『小三治一代』

 2階のラルゴは、喫茶部長がお疲れ気味のようで臨時休業に。

 4は、釧路の水産業界の大立者で仏舎利塔を建立したことでも知られる中村小三治の評伝 『炎の人 小三治一代』 のこと。
 尋ねたお客さんは旅行中のご夫婦で、以前、当店ホームページで同書を注文した方だった。 プレゼント用にもう1冊ほしいとのことだが、あいにく在庫を切らしていた。

 前の晩、本店から移していた本多勝一の 『先住民族アイヌの現在』、 お客さんがこれでもいいわとお求めになる。 はじめに訊かれた品とは違うが、これも安打だ、俺が法律だ!

 他に、坂田栄男 『現代の名局 上下巻』 (誠文堂新光社) が売れる。
 4打数2安打 (内1安打 7/15分)。打率 2割6分3厘5毛。


  2019年7月15日 (月)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第191試合

  1. マンガ
  2. 北方民族の本
  3. 内陸アジアの本
  4. 釧路の昔の写真が載っている本
  5. ファイル
  6. 『自民党こうめい』?
  7. 本多勝一 『アイヌ民族』
  8. マンガで 『ハルコロ』

 海の日。

 寺田克也 『西遊記伝Vol.2 大猿王2』、木保秀一・監修 『保存版 ふるさと釧路』 が売れる。

 本多勝一の 『アイヌ民族』 は在庫がないものの、 同じ著者の 『先住民族アイヌの現在』 ならば、休業中の本店にある。 お客さんに伝えて、翌日現物を見てもらうことになる。
 8打数2安打。打率 2割6分2厘2毛。

 夜、2階の喫茶ラルゴで 「ソウルフラワーユニオン 中川敬 弾き語りワンマンライブ」 釧路公演 が開かれる。 中川さん、たっぷり歌って、たっぷり語って、満腹感につつまれる一夜となった。

 恒例となったスタッフSさんの画像付レポートは こちら です。

 今回もミラーボールは廻らなかった。


  2019年7月14日 (日)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第190試合

  1. なにかいいもの
  2. 岡倉天心 『茶の本』
  3. 更科源蔵
  4. レコード
  5. 緑鯨社の詩集で金澤伊代 『海のかたち』

 「日本中にある “キリスト看板” 製作現場を東スポがマスコミ初取材」

 開店前、 企画展示 「原野の文学」 目当てに 釧路文学館 へ。 更科源蔵と猪狩満直の貴重書に見入る。

 岩波文庫の 『茶の本』 が売れる。
 5打数1安打。190試合を終えて、747打数196安打。打率 2割6分2厘3毛。


  2019年7月13日 (土)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第189試合

  1. 大滝詠一の本
  2. はっぴいえんどの本
  3. 刀の本
  4. 釧路の新しい市街地図
  5. 昔の観光ガイド

 1日中、雨が降る。 厳島神社 の例大祭の お神輿はトラックに載せられて 市内をまわった。

 本の扱いがぞんざいな人の動きにハラハラする。
 5打数0安打。打率 2割6分2厘8毛。


  2019年7月12日 (金)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第188試合

  1. 大川さんの本
  2. 今の時刻表
  3. レコード
  4. 本店の窓に飾ってあるビリー・ジョエルのレコード

 高校時代の同級生が久々に顔を出す。 先日の 「出張 円盤 レコード寄席」 のことを熱っぽく語って聞かせたのだが、逆効果だったかもしれない。

 現在、本店は休業中なのだが、ウィンドウがさびしいので時折レコードを飾っては入れ替えている。 仕事の行き帰りにいつも本店前を通る方がそれに目を留めて4のリクエストをくれた。 ビリー・ジョエルの 『ストレンジャー』 である。 引渡しは後日。
 4打数1安打。打率 2割6分4厘5毛。


  2019年7月11日 (木)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第187試合

  1. 啄木関係
  2. 高村 薫
  3. 『えぞキリシタン』
  4. 古い絵葉書
  5. 古い地図
  6. 鉄道関係
  7. プロレスの本
  8. SF小説

 常連の関東在住アランジさんが写した こちらの画像 をご覧いただきたい。 休業中の本店の本棚である。

 横板の手前の部分が大きくえぐれているのがお分かりだろうか。 棚の奥に電灯のスイッチが隠れていて、 1982年の開業以来、毎日のように灯りをともしているうち社長の前腕にこすられて自然と削れてしまったのだ。
 恥ずかしい話だが、 豊文堂で働く以前を含めると30年来この棚の前を行き来していたにも関わらず私は気づかなかった。 まこと節穴である。
 アランジさんには、このえぐれを 「社長さんの勲章」 と評していただいた。

 絵葉書や 『北海道 駅名の起源』 が売れる。

 プロレスのお客さんは、先月後半に格闘技本の在庫を尋ねてきた方。 その後、本店から藤田和之の自伝や亀和田武のプロレス・コラムなどを移していた。 それらをお求めいただく。
 これはつまり前回と今回で2安打稼いだということではないだろうか。
 8打数4安打 (内1安打 6/25分)。打率 2割6分4厘6毛。


  2019年7月10日 (水)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第186試合

  1. ジャズ雑誌

 「スイングジャーナル」、「ジャズランド」、「ジャズマガジン」 など、ジャズ雑誌が6冊売れる。
 1打数1安打。打率 2割6分2厘0毛。

    < ズリ山裏道の遠くへ行きたい >
 旅先のズリ山さんが北大通店めがけて送りつける、企みにみちた郵便物を逐一白日の下にさらす当欄である。

 新札幌駅デュオ郵便局の風景印が押された 封書 が届く。 中身は 麦芽粉末飲料 ミロ の小袋。 バーコードの国別番号によるとベトナム製品である。 おやつにいただこう。


  2019年7月9日 (火)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第185試合

  1. コリン・デクスター
  2. 『罪の声』
  3. イタリア語の辞書
  4. かこさとし
  5. 「ユリイカ」
  6. 書道の字典
  7. 映画 『挽歌』 の越路吹雪の主題歌のレコード
  8. ドイツの人が書いた 『急降下爆撃』

 夜、2階の喫茶ラルゴで、 円盤 店主・田口史人さんによる 「出張円盤 レコード寄席・ 釧路編  沖縄のレコード」 が開かれる。
 興味深い話がたくさん聴けた中、< その表現は誰に向かって作られているのか> という問いかけが一際強く残った。
 終演後に副読本として 『円盤のレコブック series 沖縄はレコの島』 などを購入。 それにしても物販コーナーはおもしろそうなものが満載である。 ハァハァしてしまった。

 スタッフSさんの画像付レポートは こちら です。

 期待されたミラーボールは廻らなかった。
 8打数0安打。打率 2割6分1厘0毛。


  2019年7月8日 (月)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第184試合

  1. 血が滾ってくるような小説
  2. 古地図 (関東の)
  3. サンリオSF文庫
  4. 森茉莉さんのエッセイ集

 マグネット先生から 「血が滾ってくるような小説を読みたい」 という熱いリクエストをもらう。 お薦めしていた映画 『孤狼の血』 を見終えたばかりだという。 お気に召してもらえたようだ。

 船戸与一の 『蛮族たち』、ミッチェル・スミスの 『ストーン・シティ』 を選ぶ。 船戸与一は他にもグッとくるのがいくつもあるのだけれど、いかんせん店に在庫がなかった。

 老舎 『猫城記』、バーセルミ 『口に出せない習慣、奇妙な行為』 と2冊のサンリオSF文庫が売れる。
 『サンリオSF文庫総解説』 によると、同文庫の編集責任者を務めた西村俊昭氏は 「2012年の2月に、生まれ故郷の釧路で世を去ったという」 (大森 望)。
 4打数2安打。打率 2割6分3厘9毛。


  2019年7月7日 (日)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第183試合

  1. 『太平洋炭鉱労働組合 解散記念誌』
  2. 北大路魯山人
  3. 昔の地図 (鳥取)
  4. 絵葉書

 関東から半年ぶりにアランジさんがご来釧に。

 昨日の夜、店に奈良さん来てましたよねと何人もの方に教えてもらう。 お顔は存じ上げていたつもりでしたが、まったく気がつくことなく応対しました。

 太平洋炭鉱労働組合の 『解散記念誌 ヤマの絆』 に指名が入る。 先週仕入れたばかりでダンボール箱に仕舞ったままの1冊があった。
 4打数1安打。打率 2割6分2厘6毛。


  2019年7月6日 (土)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第182試合

  1. 『新しい鉄筋コンクリートの構造』
  2. イザベラ・バード
  3. レコード
  4. レコード
  5. CD
  6. 玉井裕志 『萌える大草原』
  7. 法律 (法哲学)

 映画の先生がコッポラの 『ワン・フロム・ザ・ハート』 と 『コットンクラブ』 のDVDを貸してくれる。 どんどんこの手の借り物や頂き物が増えてきた。 さっさと見なきゃだわ。

 宮本常一 『イザベラ・バードの 『日本奥地紀行』 を読む』、 色摩辰雄 『日本法の生成と法思想』 が売れる。
 7打数2安打。打率 2割6分2厘7毛。 (K)
音楽コラム 「レコードの溝」 第50回 吉田拓郎 その5  平位公三郎・文
 平位公三郎さんの自伝的音楽コラム 「レコードの溝」 をお届けします。 今回は、冒頭で本コーナーのこれまでの道のりを振り返っていただきました。 また本編も、吉田拓郎ばかりではなく、 平井一彦、友部正人、こまどり姉妹、友川かずき、樹木希林、小津安二郎といった諸氏の名前が行き交う いつも以上に多彩な内容。
 彼らをつなげるキーワードはズバリ 「狂気」 です。

  平井一彦 『密漁』 (You Tube より)

  友川かずき 『生きてるって言ってみろ』 (You Tube より)

  ニーノ・ロータ 『道』 (You Tube より)


               ×                 ×                 ×


 レコードの溝  第51回 
 吉田拓郎 その6 (『古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう』 『青春の詩』 『たくろうオンステージ第2集』 中編 その2)

                               「大阪のガス人間」 こと 平位公三郎 ・ 文


  (前段)

 このコラムを書き始めたきっかけは、たまたま豊文堂さんに送った <音楽を通した自分史> 〜それが 「前口上」 〜だったと思います。 それを読んだ社長さんに、面白いから書いてみませんかと言われて書き始めました。

 最初は、長い文は店長さんの負担になると思い、 原稿用紙2枚くらいに下書きしてからスマホで清書して送ってました。 (パソコンは持ってないので今でもメールです。) でも、長くてもコピーできるのを知りだんだん長くなりました。

 そのうち、一つのバンドについて書きたくなりピンク・フロイドシリーズが始まりました。 フロイドの総てのアルバムについて書いたら、一区切りとしてこのコラムも終了しようと考えていました。 そのうち月1更新を自分に課して行きました。 その更新回数や内容などに豊文堂さんからの注文は全くありません。

 月1更新は、だんだん自分の仕事のようになって来ましたが、『何でこんなことしてんだろう?』 と思い、 正直しんどい時もありましたし、資料集めに費用がかかったりもしましたが、 上手く書けたなと思った時は楽しかったんです。 「カイカーン! (快感)」 ですね。 それだけですね。 それだけのことで、ボランティアでもありませんしね。

 それに、読まれた方がどう思おうと、私には全く関心がありませんでしたし、 ごく少数の友だちに向けて書いてる積もりでした。 実際、ブログではないので一体何人の人が読んでるのかも分かりませんしね。 それは今も変わりません。

 ところが、諸般の事情で 「レコードの溝」 を休止またはやめるとなった時は、意外に落ち込みましたね。 腑抜けは大げさですけど、ちょっとそんな感じになりました。
 それは、自分でも予想外でした。 気付かないうちに、このコラムは、私の中で (勝手に) 大きく成長してたんですね。

 ですから、今後は気楽に考えて書いて行こうと思います。 拓郎シリーズもいつまで何処まで続くかは分かりませんが、またよろしくお願いします。

  ★

 (では、本編です。)
 拓郎さんの正式デビューアルバム 『青春の詩』 だが、私が使って一番恥ずかしい日本語は <青春> なのです。 1960年代半ばから70年代初め頃、「青春のなんとか」 というテレビドラマが大流行したことがあったが、 大概高校生と教師のあれこれだったのでタイトルだけで内容は分かってしまった。 もういいよ!と思っていた。
 21世紀前半の現在は、幸い <青春> が使われなくなってホッとしている。 (<青春> が好きな人はごめんなさい。)

 (話は飛ぶが)、
 今回の北海道長旅で出会った釧路在住のシンガー・ソングライターを紹介したい。 私と字は違う同姓の 「平井一彦」 さんです。 しかも、歳は私の3つ下で近い。
 しかし、とても固い人生を生きて来た私とは全く違う人生だ。 (平井一彦さんの生き方には憧れるし羨ましいが、自分の性格上体格上絶対無理だと思う。でも憧れる。)

 彼のことは、川島店長から教えてもらい平井さんの発売したCDを7枚持っている。 今回、たまたま平井さんが喫茶店でライヴをやるので店長と一緒に出掛けて、 しかもライヴ終了後に自己紹介して握手してもらった。 感激! 体がでかくてパワーを感じた。

 平井さんは、元漁師でタクシードライバーをやりながらライヴ活動をしている。 私は、その生きざまから生まれる生々しい歌詞と粘っこい歌声にハマった。 「密漁」 や 「臨検」 というタイトルだけで分かるでしょう?(こんな歌ないよ!)

 フォークというよりブルースに近い。 いや、むしろ津軽三味線の土着の匂いかな? (そういえば、最近こまどり姉妹にハマっている。 こまどり姉妹は、ザ・ピーナッツのようにハモれないので軽く見ていたが、少しハモってましたね。 失礼しました!最近は、二人の声の違いも分かります。)

 実は、2年前にラルゴで友部正人のライヴを見て彼にファンレターを渡した。 こんなことは初めてだったが、私の自作の詩を2編書いてたので、彼も驚いたと思う。 ライヴの次の日に本店で彼に会った。
 友部正人は詩人だと思う。 歌詞が詩として成立しているから <吟遊詩人> だ。 なんか、力まずに自然に自由に生きてる感じが素敵だった。

 でも、平井さんはメジャーな雰囲気の楽曲とは異なるし、友部正人とも違う。 その土着性?は独特だ。
 平井さんは、友川かずきにハマり影響を受けたそうだ。 友川かずきは名前だけは知っていたが、 テレビで 「生きてるって言ってみろ」 をギターの弦を切りながら歌う姿を観て衝撃を受けた。 しかも、胸ポケットには赤鉛筆を何本か入れていて、競馬か競輪の途中だと言っていた。

 私はぶっ飛んだ! 歌い終わり、「小遣い稼ぎができた」 と言って平然と帰って行くのを、 司会をしていた坂崎幸之助となぎら健壱が唖然として見送っていた。 またギャンブルに行くのだろうな。 『すげえなーやるなあー』 と、思った。
 と、ともに <ザマーミロ!> とも思ったのは誰に対してでもない。 司会をしてた2人を含めて、安定してる人たちに向けて 『世の中にはこんな人も居るんだよー!』 と叫んでやりたい気持ちになったのだ。
 何故だか分からないけど。…

 当然、友川かずきにもハマりCDを買いましたよ。 昔、三上寛に衝撃を受けたがまた違う衝撃だった。 まるで、詩人のランボーがギターを掻き鳴らして歌ってると思った。 狂気を感じたのだ。

 音楽だけで食って行くのは難しいし、<濃すぎる> ミュージシャンは不特定多数には受け入れられず特定される。 濃い原液は飲みにくいから薄めないと広められないが、その薄め方が問題だと思う。 だから、薄めずに自分の道を行くなら歌以外の収入が必要になる。
 それでいいじゃないか! 印税生活ができる人は、ヒット曲が必要だ。 そんな人は限られている。

 友川かずきには、狂気がある。
 平井一彦さんは、狂気の寸前で留まるが、いつそこへ突っ込んでもおかしくない危うさを感じる。 そこが魅力なのです。 こんなミュージシャンは居ませんね。

  ★

 さて、拓郎さん。
 当時は <たくろう> 名義ですが、初期の彼にはかすかに狂気を感じたけれど、 彼は (メジャーになるため?) 敢えてそれを棄てたか封印した。 (中津川のコンサートで、「人間なんて」 を1時間か2時間歌ったとか…狂気ですね。)

 加川良や泉谷しげるは狂気を自分なりにアレンジして表現した。 遠藤賢司は、ロックで狂気に走った。 だから、(大きな) 狂気を孕んだミュージシャンはメジャーにはなれないのですが、 ミュージシャンなんてみんな狂気を抱えてるんですよね。 役者や画家も同じです。 アスリートも同じです。

 実は、私たち一般人も狂気を抱えてるんですが、敢えてそれを見ようとはしません。 その狂気は、例えば 「え〜!あの人が?」 という類いです。 外面からは狂気は見えませんし、見せないようにしている人もいるでしょうし、 自分の狂気に気付かない人もいるでしょう。
 でも、私は総ての人が狂気を抱えていると思っています。 それを、上手く引き出せれば (まれに) 芸術になることもありますが下手をすれば犯罪です。 その差はとても大きいのです。

 では、ここで (私なりの) <狂気> を定義づけたい。 一般に 「狂気の沙汰」 といえば犯罪行為を指すが、そもそも法律が無ければ犯罪行為も無いことになる。
 では、正気とは何か? 法律に触れない生活をすることか。普段生活をしていて法律など意識しないが、 社会生活を営む上で法律はルールとして絶対に必要だ。

 しかし、時として小さなルールを破りたくなることは誰にもあるでしょう? (横断歩道以外を渡るとか、唾を吐くとか)。 刑法に触れるようなルール違反は、それを実行すると犯罪→ (近い) ←狂気となるが、 私はそれとは少し異なる定義をしたい。
 狂気とは、『人間の本能から最も遠い欲望を実践実行すること』 だ。 つまり、食欲・性欲・睡眠欲から遠く外れたことに没頭熱中することだ。

 (仮定として)、私は独房に閉じ込められたとしても、 (食事は保障され) 紙と鉛筆と本があれば生きていける自信はあるが、 普段の生活から読むことと書くことと考えることを禁止されたら狂うと思う。 いや、正気を失う。
 だから、ミュージシャンは歌わないと狂うんです。 映画監督は徹底的にこだわるんです。 その時、その人は人間の本能からは最も遠いところに居ます。 でも、それはスゴい快感なのですよ。 だから、止められないのです。

 人間は、<狂気> を吐き出さないと正気を保てないんですよね。 実に厄介な生物です。 それは、ひょっとしたら知性と理性を手に入れた時に、 狂気も <隠し味> として含まれていたのに気付かなかったのかもしれません。
 〜〜この世に狂気がなければ犯罪も戦争も起きませんが、芸術も生まれなかったかもしれません。 狂気がなければ平穏で平和でしょうが、如何にも退屈ではありませんか?〜〜
 あの世には狂気はないのでしょうね。 多分…

 ここまで書いて、やっと分かりました。
 私が、この 「レコードの溝」 を休むかやめるかでしばらく停滞していた時は、体調が悪くなりました。 それは、頭の中の狂気を吐き出せなかったからですね。 心の便秘です。 吐き出す <場所> が無くなったんですよね。 汚くてすみません。

  ★

 最近、狂気を感じた映画は川島店長から紹介されて観た、樹木希林の出演作 『日日是好日』 ですね。 私は、不覚にも冒頭から泣きそうになった。

 茶道が題材の静かな映画だが、〜「イタリア映画のフェリーニの 『道』 を家族で観たが、 私 (主人公の女子大生) は子どもだったのでさっぱり分からなかった」〜という語りで、 まずぐっと来てしまったのだ。 (百席が満席に近いスクリーンの前で、泣いてるのは恐らく私一人だろうと思うと恥ずかしくなり、 余計に涙が流れた。)
 それは、『道』 の悲しいストーリーを思い出したからなので、この映画の本筋とは直接関わりがない。 しかし、主人公の女の子の成長と心情の変化には通低しているのだ。

 まだまだ上映中なので詳しい内容は省くが、樹木希林の演技は <静かな> 狂気に満ちていて、 ラスト近くの顔のアップは何とも言えない表情であり、(「無我」 にも見えた。) 『嗚呼、この人はもうこの世に居ないんだ』 と思うと不思議な気持ちになった。 (後日、映画 『道』 を観たが涙は出なかった。 …記憶の中の映画とは形が変わってましたね。 いや、映画自体が変わることはないので私の記憶が変わってましたね。)

 この作品は、茶道を通して禅の精神にもつながってると思う。 〜〜果たして、樹木希林は悟りを開いて逝ったのだろうか?〜〜 あの表情からすると…悟ったと思うが、それが何かはもちろん私には分からない。 結果論だが、<諦め> にも見えた。

 ※(注) この映画は、退屈な人には退屈です。 田舎の友だちHくんは冒頭は爆睡したと言ってましたし、私の回にも静かな寝息が聞こえましたからねぇ〜。 でも、Hくんはもう一度観たいと言ってますし私もそうです。

 こういう、特に大きな事件の起こらない映画 (個人的には起こりますよ。) のことを私は 《小津安二郎的作品》 と呼んでいます。 映画時間の流れがゆっくりゆったりしてますが、川島店長はそこにアクションを見出だしてましたね。 それもひとつの映画の見方ですよね。

 それと、「物事にはすぐに分かるものと、時間がかかるものとがある」 にも感銘しました。
 茶道の所作が合理的かというと不合理でしょう。 その所作にいちいち意味を求めても、それこそ無意味です。 でも、現代人は <合理的であること> にこだわるんですよね。
 例えば、数字で示されると安心し納得するんですよね。 (だから、逆に騙されやすい。) でも、犯罪を起こすんですよね。 矛盾です。 犯罪は、合理的ですか?

 「教育は不合理です」 と、この前参加した大学の卒業生の集まりで、ある教授が言った。 それは、以前聞いた 「教育は矛盾です」 と符号する。

 久し振りに見直した小津の作品 『彼岸花』 で、 主人公の頑固な父親が奥さんに矛盾していると攻められて言い返す。 「矛盾してないのは神様だけだ。人生は矛盾だらけなんだ! だから矛盾の総和が人生だって言った学者だってある」 と、必死で言い返す。
 その様子が、いつも貫禄充分の主人公の父親が子どもの様に駄々をこねるので、 笑ってしまったが私も矛盾のかたまりです。 (この場面がこの映画唯一の山場と言ってもいい)
 でも、67歳になって小津作品を観ると、沁みますねぇ〜。 確かに、時間を経ないと分からないこともあります。

 それに、映画作品自体は変わらないのに、いつの間にかそれを観る自分の方が変わって行っているのです。 それを成長というのか老成というのか、経験を積んだというのかは分かりませんが、不思議なことですね。
 映画作品が <物差し> で、変化しなくても、 それを時々 <今現在> の自分に当てると長さが変わってる感じですね。 うん、そうだ!物差しだ。
 今の自分とぴったり合う昔の映画があると思いますよ。 (それは、いわゆる名画でなくてもいいんです。)

 だから、この映画 『日日是好日』 を観た若い人が、今から20〜30年後観るとどう思うのか楽しみだ。 多分その頃私は向こうで、樹木希林さんに会ってるかな? 会いたいな。 でも、ちょっとこわい。

  ★

 映画 『彼岸花』 は、1958年(昭和33年)の作品だ。 私は小学2年生か! ちょうど60年前になる。 私は遅い子どもなので、その当時の私の父親が映画の佐分利信の父親と同じような年頃だと思う。 そう思ってこの映画を観ると余計に感慨深い。
 生活環境は大きく変化しても、人間のやることはそんなに変わらないのですよね。 (うちの父親も、時々ムキになって母親とけんかしてたな…。 その夜は、母親と妹と3人で父親と別の部屋で寝てましたね。 でも今は、その時の父親の気持ちが分かりますけどね。)

 この前、1つ下の友だちと京都の母校の大学へ、教育学科開設50周年記念行事に参加したが、 友だちは何10年振りだったのでその変わり様に驚いて声も出なかった。
 ちょうど、学園祭だったので50年前の私たちみたいな年齢の学生たちを、 ベンチに白髪のおじさん2人で腰掛けて眺めていた。 「50年か…」と、2人で呟きながら。

 その、約50年前の1970年に、このアルバム 『青春の詩』 は発売された。
 オリジナルアルバムで言えば2枚目が 『人間なんて』 で、3枚目が 『元気です』 と続くのだが、 アルバムジャケットの拓郎の顔の変化を見てみたい。

 『青春の詩』 の拓郎は、おかっぱ頭で若い!と言ってももう24歳だ。 (でも、失礼ながら当時21歳くらいのK 先輩の方が老けて見えた。) 私は拓郎は、当時20過ぎでもっと若いと思っていたから、 「結婚しようよ」 の時は26歳だったのだからと、今更ながら納得した。

 さて、デビューアルバムの拓郎の顔は挑みかかるように見えるが、 『人間なんて』 の階段に座るジーンズに長髪の拓郎は、少し余裕を感じる。 加藤和彦ディレクターのこのアルバムは、変化に富んでいて良くできている。
 そして、メジャーに移った 『元気です』 の顔は不満たらたらに見える。 その拓郎の唇が、ミック・ジャガーみたいに分厚くてセクシーとか話題になりましたね。 今見ると、そうでもない。

 この3枚のジャケット写真に共通しているのは、拓郎の視線がカメラ目線ではないことだ。 3枚ともカメラのレンズを見ないで他所を見ている。
 それで思い出したが、初めて拓郎がテレビで 「マークU」 を歌うのを観た時も、 「襟裳岬」 で賞をもらった時もテレビカメラから視線を外していた。 俯いていた。
 それは、その後のマスコミに対する拓郎の姿勢につながると思う。 拓郎は、マスコミを信用していなかったのだ。

 ここまでの3枚目までが <私の拓郎> なのですよ。 これから後の拓郎は、少し私からは離れて行きます。 言い換えれば、拓郎に対する私の気持ちは <薄く> なって行くのです。

 拓郎を最も身近に感じたのが、2枚目の 『人間なんて』 で、まだ少し素人っぽさを残しているが、 『元気です』 からは完全にプロミュージシャンになってだんだんカリスマに近づくのです。 顔がアイドル顔になります。
 でも、この3枚のアルバムが、私にギターを弾いて歌う愉しさや、 カラオケの無い時代に自分のストレスを発散させる方法を教えてくれたのです。

 ありゃあ〜、またまた話はズレて、映画の話が中心になりましたね。
 すみません、『青春の詩』 と 『たくろうオンステージ 第2集』 の各楽曲については次回にします。


                                      (2018年11月21日掲載)

                           これまでの 「レコードの溝」は こちら です。
常連さんのリレー連載 「本を繋げて」 特別編 福田光夫 「泉川駅史稿」(先行公開版)
 豊文堂書店の常連さんが書き手にまわる 「本を繋げて」 という連載コラムを設けました。
 本に魅入られ、ときに格闘しながら、歩みをともにしてきた方々が、とっておきの話を持ち寄ってくださいます。 いずれも広い意味での 「発見」 にまつわる物語になるでしょう。
 本を繋げて人を繋いで、読書の愉しみ、探書の悦びが少しでも身近になりますように。

               ×                 ×                 ×


 「本を繋げて」 の特別編として、根室市在住の福田光夫さんによる 「泉川駅史考」 (先行公開版) を掲載いたします。

 北海道東部のとある駅と町のかかわりを見つめた貴重な論考であるのは勿論のこと、 福田さんの少年期の幸福な思い出と結びついた、これだけは書き残しておきたいという使命のようなものがお分かりいただけるかと思います。
 また、本編がこの時期に発表される背景には、 JR北海道が北海道新幹線開通の裏で進める赤字路線の廃止検討策への懸念も見てとれるでしょう (福田さんは3月下旬に廃止される花咲駅の駅史を現在編纂中とのこと。 追記: 『花咲駅史 1921.8.5-2016.3.25』 は2016年10月初旬に刊行されました)。

 今回発表分は先行公開版だということですが、追加情報を加えた完全版の執筆も構想しておられます。
 長文のため、中盤以降は別ページにリンクを貼ってお読みいただけるようにしました。 画像はクリックすると拡大できます。 ぜひ最後までお付き合いください。



 第41回 特別編 「泉川駅史稿 (先行公開版 2015.1.6 現在)
                                            福田光夫 ・ 文


  ■はじめに

 平成元 (1989) 年4月29日、根釧台地の発展を支えてきた標津線が廃止された。 人々の夢や希望、あるいは絶望を運び続けた標津線の全貌は、個々の記憶や映像類、 同年に発行された 「彩雲鉄道 標津線56年の歩み」 等をもって、今も語り継がれてきている。
 そんな標津線の駅のひとつに 「泉川駅」 がある。 正真正銘、本物の僻地にあった駅である。 この駅に愛着を感じている人たちは、当時、住んでいた人たちか、秘境駅として訪れたことのある特定の鉄道マニアしかいないだろう。

平成元年4月29日の泉川駅。(クリックすると 拡大します)

 「泉川駅」 のあった市街地は戦後、急速に発展し、急速に萎んでいった特異な歴史を持つ。 今は、市街地部分は消失し、点在する酪農家が泉川を支えている。
 まだ市街地が少し残っていた昭和40年代に、父親の転勤の都合で、 小学校2年から6年生までの5年間、駅の近くに住んでいた者が駅史をまとめてみた。

 私は、昭和49 (1974) 年3月に廃校となった泉川小学校、最後の卒業生8人のなかの一人であったことを先に書いておく。
 泉川小学校の校歌は 「根室広野の樹木 (きぎ) あおく…」 で始まる。
 「泉川駅」 とは、そんな場所に、ポツリと出現し、ひっそり消えていった。 戦後70年のなかで辿った 寂しい駅の物語である。


  ■標津線の全線開通

 「泉川駅」 を語る前に、標津線全体のことを簡単に解説する。
 標津線は 「標茶駅」 と 「根室標津駅」 を結ぶ横の線 (69.4km 全線開通前は標茶-中標津間を標茶線と呼称) と、 「中標津駅」 と 「厚床駅」 を結ぶ縦の線 (47.5km) がT字状になっていた。 根釧台地に入植した人々の動脈路として、生活や産業を支えてきた。

「中標津西別間鉄道開通記念ゑはがき」袋の表紙。(クリックすると 拡大します)

 昭和9 (1934) 年10月発行の祝標津線開通記念 「新根室41号」 によると、 大正10 (1921) 年に根室本線が根室駅まで開通するや、直ちに本格的な標津線の建設運動が始まった。 翌大正11 (1922) 年4月法律第37号鉄道敷設法中に 「根室厚床附近より標津を経て北見国斜里に至る鉄道」、 即ち根室原野縦断鉄道が予定されるに至った。

 最初に開通したのが、「厚床駅」 と 「西別駅」 間で、昭和8 (1933) 年12月1日に開通した。 次いで 「西別駅」 と 「中標津駅」 間が、昭和9 (1934) 年10月1日に開通し、縦の線ができた。 もともとは、「厚床駅」 から 「根室標津駅」 までが標津線の名称だった。 「標茶駅」 と 「中標津駅」 間の路線は、後で追加され、奥地の拓殖事業の推進に対応したものだった。
 次に 「標茶駅」 と 「計根別駅」 間が昭和11 (1936) 年10月29日に開通し、 「根室標津駅」 までの全線開通は、昭和12 (1937) 年10月30日のことだった。

 当時の標津村が発行した 「中標津西別間鉄道開通記念ゑはがき」 が手元にあるので、 袋の表紙と、封入されていた4枚の絵葉書を掲載した。 袋の表紙にある地図を見ると、標茶−標津間が開通していない。 標津線と関係のない写真もあるが、中標津地域の 「ご自慢」 が何であったのか、分かるので掲載した。 なお、鉄道マニアにとってバイブルの 「彩雲鉄道 標津線56年の歩み」 には、いずれも未収録の資料である。

中標津駅。(クリックすると 拡大します) 標津市街全景。(クリックすると 拡大します) 養老牛温泉。(クリックすると 拡大します) 農事試験場根室支場。(クリックすると 拡大します)

 全線が開通した際には、鉄道省北海道建設事務所が 「標津線標茶線全通記念絵葉書」 を発行している。 袋の裏面が建設要覧になっており、線路平面図1葉や絵葉書4枚が封入されていた。 こちらは 「彩雲鉄道 標津線56年の歩み」 にも白黒写真で掲載されているが、ここでは、袋の両面と絵葉書4枚を掲載した。

「標津線標茶線全通記念絵葉書」袋の表面。(クリックすると 拡大します)

 袋の表側の絵は、国後島に向かっていくようなSLの後ろ姿が旅愁を誘う。 まさか、その8年後、ソ連に不法占拠されてしまうとは、誰も予想はしていなかっただろう。 今見ると、何か苦難を暗示しているかのような図柄だ。 裏の建設要覧は、標津線の建設事情を知るための第1級資料である。

「標津線標茶線全通記念絵葉書」袋の裏面・建設要覧。(クリックすると 拡大します)

 (建設要覧は、標津線と標茶線に分かれている。なぜ、標津線に統一されたのか調査中)

 なお、私の手元にあるのは、線路平面図が欠落している。 地図を見たい方は、「彩雲鉄道 標津線56年の歩み」 を参照願いたい。 その代わり、この駅史のおまけとして、バイブルの方には未収録の 「尾岱沼の蝦取船」 絵葉書を掲載した。 「尾袋沼」 と誤植がある。 直接、標津線とは関係ないので、掲載しなかったのだろう。

根室標津停車場。(クリックすると 拡大します) 標津線第二標津川橋梁。(クリックすると 拡大します) 標茶線十六粁附近直線路。(クリックすると 拡大します) 尾岱沼の蝦取船。(クリックすると 拡大します)

  ■泉川の地域史と駅の誕生

 別海町と厚岸町及び標茶町の境界線近くあった 「泉川駅」 は、「標茶駅」 の東隣の駅となるが、 間には 「多和乗降場」 (標茶駅から2.6km) があった。 「泉川」 の東隣の駅は、昭和42 (1967) 年4月1日に、地域の請願によって開設された 「光進駅」 で、終始、駅員無配置だった駅である。
 「泉川駅」 は、標津線の全線開通から7年後の昭和19 (1944) 年5月1日、 まずは仮信号所として開設され、同27 (1952) 年3月25日、一般駅に昇格した。

                         クリックすると つづきをお読みいただけます


                                         (2016年2月1日掲載)
随筆再録 第12回 「近未来の釧路市北大通繁盛記」 豊文堂書店 店主 豊川俊英 ・ 文
  近未来の釧路市北大通繁盛記   一古書店主の夢想
                                 豊文堂書店 店主 豊川俊英 ・ 文


 ――賑わっている。
 釧路駅から幣舞橋、それに橋向こうの南大通りの3軒をいれると、 この地区には何と25軒の古本屋が出来てさらに出店予定が4軒、 また全国チェーンの大型新古書店も進出を窺っているとの噂だった。
 北大通周辺はホテル街と古本屋街、それに従来よりの銀行・金融機関、各種公共施設、民間企業、個人商店がうまく絡み合って、 今や 「北の神田」 「北海道古本特区」 と呼ばれ、日本中より本好きを集めていた。

 JRや航空各社も競ってツアー商品を企画している。
 HACの 「函館・旭川・釧路、古本・温泉満喫の旅」、JALとANAも 「知床・釧路湿原・阿寒観光、古本探索ツアー」、 JRはお得意の3輌のSLを使って、根室―網走迄の特別列車 「SL古本号」 だ。 書棚のついた特別車輌を連結して車内販売もしております。
 来春には東京〜釧路間のフェリーも復活が決まった。 首都圏から自転車やバイク、乗用車で沢山の人が来るだろう。

 北大通商店街は確実に昔々の賑わいを取り戻しつつある。
 空き店舗に手頃になった家賃の魅力で若い人がここ7、8年の間にどんどん開業して増殖したのだ。
 古本のインターネット全盛時代は一服し、商売はやはり対面販売でという社会の変化と、 小さくても個性のある品揃えの店に再びお客さんが戻って来たのである。 オタク的な店主もいるが、その 「オタク」 を専門にしてしまったのである。

 高齢者や障害のある方にも配慮して手すりをつけ段差がなく、 店内を自由に見れる店も3軒あり各店ごとにトイレや休憩所も整備中である。 観光案内、荷物の一時預り、みやげ物販売、古本屋案内も兼ねた 「道の駅」 もあり好評である。 アジア各国からのお客様にも対応出来るようだ。

 駐車場のスペースが確保出来ない等の理由で、出店が遅れていたコンビニ業界も、今は各社が進出し競っている。 新刊書店の大手 「トーチャンゴー」 も40歳以上のお客様に的を絞った新店を現在十字街に建設中である。
 かつて中心街を運行していたあの懐かしの 「くるりん」 も 「こしょりん」 と名前を変えて元気に走っている。 現在は3台が稼動中であり、大切な足となっている。
 古本好きは地味ではあるが確実な滞在型であり1泊・2泊して地域の経済に大いに貢献してくれています。

 高速道路も整備されて出入口の阿寒は、重要な第2の古本屋地帯になろうとしている。 自然の中の樹々に囲まれた静かな地域に、主に美術関係を扱う店が数軒出来て、 一緒に進出して来た骨董店、レストランとミックスして軽井沢のような地域になってきた。 温泉もあり何といっても釧路空港に近いのが、最大の利点であるようだ。

 一方、阿寒湖畔の各ホテルもこの釧路・阿寒の動きを黙って見逃すはずはなかった。 温泉街にも古本屋が出来て、老舗のあるホテルは2つある宴会場の1つをつぶし、ホテル内にちょっとした古書店街を作った。 神田の古本屋もテナントとして頑張っている。

 都心部の栄町にはさらに古書会館が出来て、内外から業者が集まり週に2日はセリ・交換会が行われている。 会館の2、3階は釧公大、釧教大、釧路短大、釧路高専のゼミの学外教室となり、交代でうまく使って交流を深めていた。 若い人もどんどんこの北大通周辺を闊歩するようになって、街が息を吹き返してゆくのが手に取るように分かった。
 周辺では急ピッチで若者向けのアパート・マンション、そして対照的ではあるが高齢者向けのマンションも建設中である。

 ここで古本屋街の各店を紹介してみよう。
 釧路駅前には鉄道・交通専門店の 「SL釧路」、少し行くと文学・郷土誌専門の 「サビタ書房」 と 「豊文堂書店」、 1本裏通りに写真・美術専門の 「キャパ書院」、SF・コミック・サブカルチャー専門の 「ウルトラアトム」、 十字街には絶版文庫専門の 「久寿里文庫」、MOOの中には自然関係、 特に鳥類が専門の 「鶴屋書房」と、鯨や魚類専門の 「鯨書房」・・・。

 ほかの映画館も紹介しよう。 小さいながら3館あります。
 名作と古いアニメ専門の 「釧路名画座」、「北8シネマ」 は古本・中古レコード・ビデオ・CD・DVDも販売し、洋画も上映しています。 「大人の映画館」 はそのまま、昔の日活映画を中心にちょっと色っぽい映画を上映、何とかやっています。
 ――いい時代になりました。

 (「釧路新聞」 平成17年 (2005年) 11月14日 (月) 付紙面より再録。 掲載にあたり、適宜段落空けを増やし句読点などを加えています)


  <現在の執筆者より>
 「俺が書いたやつで最高ケッサクだ!!」 「SFだって言ってんのに、真に受けてどこにそんなにたくさん古本屋があるんですかって訊いてきた、そそっかしいのがいたな」



                                        (2013年11月24日掲載)

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